いけ面です、梅雨が長いね。しかし梅雨稽古のうっとうしさは無い。だって、マスクのうっとうしさで気にならんとさ。
それより、この頃は稽古で打った技を、よく受け止められる。
当たらんのよ。原因は・・・・分かってる。
剣先を利かし、しっかり構えた剣道を封印してず、ガンガン間を割って攻める剣道をしてるから。だって、うちの生徒は「火の玉小僧」じゃなく、お坊ちゃまが多い。
他所の向こう意気の強い選手と立ち会うと、気持ちの出来る前に打ってくる。
だからこの72才が「火の玉小僧」に化けている。
でもね。長年もこの役やってると覚えられるね。
証拠に他校の主将クラスに、この「火の玉小僧」をやると、彼等は手も足も出ない。
だがね、うちの生徒も慣れた以外に・・・本当は・・強くなったとかもしれん。
いやぁ、俺の腕が落ちたんじゃなかろか?
昔の大先生が70才を過ぎた頃から腕が落ちた。いや、脚が落ちた。
落ちた理由には、年齢が来たから落ちたでなく、隠れた病いもあったろう事が、今頃解りかけて来た。4月に脊柱管狭窄で入院と言われた時、この事に気付いた。
しかし、認めたくなかとさ!!
そうだ!!生徒の腕が上がった事にしよう。
オレ正直だから、昨日、そのまんま生徒に言いました。生徒はにやにや。 これがまた腹んたつ。
じゃぁ、オレのやれることは一つ。「死ぬかと思うた」位の懸かり稽古をさせちゃる。
幸いにも「死ぬのを嫌がらず、逃げない子」ばっかりなんで、しごき甲斐は満点。
その楽しい思い出をしっかり作ってやろう。
くどいようだが、俺が落ちたんじゃねえぜ、坊主!! ハハハ