いけ面です。骨太の河野が行革の一環として「ハンコ不要論」を打出した。
NTTに居た時分では平成になってからは自筆サインでやっていた。
それと、平成元年から勤めていた特殊部隊には、建築家集団も居た。彼等は、上司は「さん」で呼ぶわ、後輩は呼び捨ての芸術家集団。何せ再開発は箱物から営業が始まるからね。
スタンドカラーの白シャツで通勤する後輩が居たし、プレゼンの席でも、その格好だから相手さんから「デザイナー?」と訊かれたりもした。
ゼネコン、設計会社の世界では一級建築士が一番多い会社は、NTTなんよ。だからタイプは多種多様。
そんなスタンドカラーに、ネクタイを締めさせるのに苦労した知人がいた。
以前書いたけど、九州国立博物館の営業で大宰府天満宮の境内にレールを敷き、3Ⅾ映像でプレゼン資料を作った本社画像部隊の連中も、ちょんまげにジーンズ姿。
「下請け?」と訊くと「いいえ、社員(NTT)です」と言葉使いは、案外丁寧。
彼等は画像通信のプロで、何年かNに勤務した後通信研究所に行くか、大学の先生になるかで住む世界が違っていた。
この本社が作った3Ⅾ映像は、最後に九州支社の成果物受領の印が要った。「もっと偉い人の印を貰ってくるのか?」
と訊いたがオレのサインで良いという。
本社の支援で成果物を作り、それを九州に納めた。その証拠があればそれで終りという事。その時は流石にハンコを使った。
今は家に来る宅配業者の受け取りは、玄関に出て、渡されたボールペンでサインしかしていない。
これは危ないんじゃないと言う事で、サインを止めて、シャチハタを玄関に置きペタンコしてた。
ところがね、ピンポンが鳴って、出て行くのが遅れると、顔見知りの宅配業者が勝手知っタル玄関のシャチハタでペタンコ。
「触るな、じゃん、そん為に置いとるシャチハタじえー」と言いきらん、人の好過ぎる家老。
だから今は、玄関にサイン用のペンを置いてる。
しかし、ハンコ屋さんも今から大変やねぇ。
は〇こと書いたんで小指の話と思ったでしょ。ハハハ